| 劇症肝炎
急速かつ広範に肝臓が傷害され、肝性脳症を起こすなど肝不全状態となる重篤な肝炎が劇症肝炎です。劇症肝炎には診断基準が設けられており、初発症状出現から8週間以内に肝性脳症が発現し、肝機能障害の指標であるプロトロンビン時間(PT)が40%以下の重症な肝炎とされています。特に脳症が10日以内に発現した場合を急性型、それ以降を亜急性型と分類しています。急性肝炎をおこす原因はすべて劇症肝炎の原因となりえ、90%以上がウィルス性で、その他薬剤性などが続きます。急性肝炎の1%程度が劇症化する可能性があります。劇症肝炎は予後が非常に悪いので、急性肝炎の治療目的のひとつに劇症化を防ぐということがあります。急性肝炎で、ALTの著しい上昇・PTの低下・US,CTなどで肝の萎縮が認められるなどの場合は劇症化を警戒する必要があります。
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