| 伝染性単核球症
肝炎ウィルス以外にも、肝機能障害を起こすウィルスがあります。その代表的なものがEBウィルスによる伝染性単核球症です。EBウィルスほとんどの人は3歳までに感染し、3歳までに感染すると無症状ですみますが、この時期を過ぎて感染すると発病します。唾液を介して感染し、若い世代に多い感染症なのでキス病という別名がついています。症状は発熱、咽頭痛、頚部のリンパ節張が主で、著明な例では全身の表在リンパ節が腫れて痛みを伴います。さらに脾臓の腫大、皮膚の発疹が見られることもあります。血液検査では異型リンパ球と呼ばれる大型のリンパ球(単核球)が増加することが特徴であり、伝染性単核球症の病名の由来となっています。さらに多くの例でAST、ALT、LDH上昇など肝機能障害があります。 症状および検査値の異常はほぼ1ヵ月程度の経過で改善します。
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