| 自己免疫性肝炎
原発性胆汁性肝硬変と並んで重要な、免疫異常の関連した肝疾患に自己免疫性肝炎があります。患者さんの約90%は女性で、特に中年女性に多くみられます。健康診断で偶然発見される場合や、慢性肝炎として経過観察中に診断される場合、急性肝炎様に急速に発症するものまで、臨床像は多様です。検査成績としては、一般肝機能障害に加えて、γグロブリンの上昇が特徴的で、特にIgGが高値となります。健康診断で行われる膠質反応はγグロブリン値を反映していますので、これが診断の糸口となることがあります。抗核抗体・抗平滑筋抗体といった自己抗体の出現が診断に特徴的です。また、他の自己免疫性疾患を合併することも少なくありません。治療としては副腎皮質ホルモンが有効ですので、早期診断が重要となります。
コラムTOPに戻る
|