| 肝のう胞
肝のう胞は、超音波検査で高頻度に発見されます。のう胞性肝疾患には多種類ありますが、大部分は先天性原発性実質性の肝のう胞で、多発したり、腎臓や膵臓など他臓器に併存することもしばしばです。通常病的意義は乏しいのですが、8cm以上と非常に大きな場合は、圧迫症状を起こしたり、肝機能障害を引き起こす場合もあります。また、感染や出血、破裂などの合併症が発生する場合もあります。治療が必要な場合は、最近では外科的切除以外に、のう胞内の液体を穿刺吸引し、エタノールなど薬品を注入して内皮を固定する治療がよく行われます。のう胞内壁に隆起成分が見られたり、多房性を示すなど非定型的な場合は、のう胞性腫瘍や転移性悪性腫瘍の場合もありますので、精密検査が必要になります。無症候性の単純性のう胞の場合は、超音波検査で経過観察すると良いでしょう。
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